「Google」「Yahoo!」などの検索エンジンに広告出稿が可能なリスティング広告は、顕在ユーザー獲得に優れているため、多くの企業に採用されています。
しかし「ディスプレイ広告」や「SNS広告」に比べ、クリック単価が高くなるのがデメリットでしょう。
例えば、Google広告業界全体の平均クリック単価は、リスティング広告が「約310円」ディスプレイ広告で「約72円」と大きな差があります。
参考:『Wordstream|Google Ads Benchmarks for YOUR Industry』
そんなリスティング広告を運用していく上で、
「トラフィックとコンバージョンを維持しながらクリック単価を改善したい」
「自社運用でのクリック単価改善が困難」
上記のような課題が生じるかと思います。
本記事では、企業のリスティング広告担当者様へ向けて、リスティング広告の「クリック単価の概要」「クリック単価改善方法5選」を解説しています。
関連記事:『Googleリスティング広告で効果を上げるための10のポイント』
Contents
リスティング広告のクリック単価とは
リスティング広告のクリック単価とは「Google広告」「Yahoo!広告」などに出稿した広告が1クリックされる度に支払う費用です。
クリック単価は「上限入札単価(※1)」「品質スコア(※2)」「同じキーワードに入札している他の広告主の広告ランク(※3)」など、複数の要素によって変動します。
クリック単価は、自社のリスティング広告の費用対効果に関わる重要な指標となるため、非常に重要です。
クリック単価が高くなり過ぎると、1つのコンバージョンを獲得するための単価「CPA」も高騰するため、広告投資収益率(ROI)も達成できなくなると覚えておきましょう。
クリック単価の仕組み
リスティング広告は、オークション形式を採用しており、クリック単価は他社とのオークションによって決まります。
これは単純に入札単価の上限だけで決まるものではなく、総合的な広告ランク(Google広告)、オークションランク(Yahoo!広告)といったランク付けがあった後に広告枠の落札が行われます。
広告ランク (Google) | オークションランク(Yahoo!) | |
---|---|---|
ランクが決まる要素 |
|
|
参考:『Google広告ヘルプ』
参考:『Yahoo!広告ヘルプ』
リスティング広告では、上記広告ランクによって広告の掲載順位が決定します。クリック単価は、掲載順位が1つ下のランクを上回るために必要な費用で決まると覚えておきましょう。
つまり、広告ランクの向上は「掲載順位の上位表示獲得」と「クリック単価改善」の両方につながるということです。
関連記事:『検索連動型広告とは?仕組みと運用開始までの12のステップを解説』
リスティング広告のクリック単価計算方法
クリック単価の計算方法についても学びましょう。
クリック単価は下記計算式で求めます。
月あたりの総額の広告費用が10万円で、クリック数が1,000回だった場合の計算式は下記の通りです。
リスティング広告では、広告をクリックしたユーザーをLPに誘導するのが目的なので「クリック単価=1トラフィックの単価」として考えておきましょう。
クリック単価の計算には、こちらのツールがおすすめです。
関連記事:『リスティング広告のクリック率が向上するキーワード選定方法5選!』
リスティング広告のクリック単価調査方法【媒体別】
続いて、クリック単価の調査方法を「Google広告」「Yahoo!広告」別に紹介します。
この調査は、クリック単価改善に活用できる有益な情報となるので、下記手順に従って実行しておきましょう。
Google広告のクリック単価の調査方法
Google広告のクリック単価の調査方法は、下記手順で実行します。
キーワードプランナーを立ち上げる
引用:『Google Ads』
Google広告にアクセスして、キーワードプランナーを立ち上げます。
キーワードデータの確認
引用:『Google Ads』
「検索のボリュームと予測のデータを確認する」を選択しましょう。
キーワード入力
引用:『Google Ads』
クリック単価を確認したいキーワードを入力します。
予測を選択
引用:『Google Ads』
左側にある「予測」を選択すると、全体のクリック単価とキーワード別のクリック単価平均が表示されます。
Yahoo!広告のクリック単価の調査方法
Yahoo!広告のクリック単価の調査方法は、下記手順で実行します。
キーワードアドバイスツールを立ち上げる
引用:『Yahoo!広告』
Yahoo!広告の検索広告管理画面のツールメニューから「キーワードアドバイスツール」を選択しましょう。
キーワード入力
引用:『Yahoo!広告』
クリック単価を確認したいキーワードを入力して「キーワードを抽出」を選択します。
推定クリック単価表示
引用:『Yahoo!広告』
推定クリック単価が表示されれば完了です。
リスティング広告のクリック単価改善前に理解すべき3つの事項
リスティング広告のクリック単価改善前に理解すべき3つの事項を紹介します。
- クリック単価に影響する要素
- クリック単価の相場
- 適切な上限クリック単価
この3つを事前に理解すると、この後の改善がスムーズになるので、理解しておきましょう。
クリック単価に影響する要素を理解する
クリック単価に影響する3つの要素を紹介します。要素を理解した上で、クリック単価改善を実行するようにしましょう。
詳細は下記の通りです。
業界
リスティング広告では、業界によってクリック単価が変動します。
例えば「弁護士事務所」などの法務サービスの平均クリック単価は「約777円」ですが、旅行関係のサービスは「約176円」です。
参考:『Wordstream|Google Ads Benchmarks for YOUR Industry』
業界によって大きなクリック単価の差が生まれると覚えておきましょう。
キーワード
リスティング広告では、キーワードによってもクリック単価が変動します。
例えば「商品名 最安値」「商品名 購入」など、コンバージョンにより近いキーワードほど、クリック単価が高騰します。
関連記事:『リスティング広告のクリック率が向上するキーワード選定方法5選!』
出稿媒体
リスティング広告では、出稿媒体によってもクリック単価が変動します。
「Google広告」「Yahoo!広告」に、同じキーワードを出稿しても、クリック単価は異なります。
先ほど紹介した「キーワードの調査方法」を活用して、コストパフォーマンスを比較した上で、媒体を選定すると良いでしょう。
以下の記事ではスマートフォンでのリスティング広告出稿のポイントを詳しく解説しております。
関連記事:『スマホ向けリスティング広告の特徴と成果を出す10の方法!』
業界別の平均クリック単価を知る
自社に該当する業界の平均クリック単価をあらかじめ理解すると、改善の目標が立てやすくなります。
リスティング広告(Google)の業界別平均クリック単価は下記の通りです。
業界 | 平均クリック単価(Google) |
---|---|
非営利団体 | 164円 |
自動車 | 283円 |
BtoB | 383円 |
消費者サービス | 737円 |
パーソナルズ | 320円 |
Eコマース | 133円 |
教育 | 276円 |
人材サービス | 235円 |
金融・保険 | 396円 |
医療 | 301円 |
家庭用品 | 338円 |
産業サービス | 295円 |
法的サービス | 777円 |
不動産 | 273円 |
技術 | 437円 |
旅行 | 176円 |
参考:『Wordstream|Google Ads Benchmarks for YOUR Industry』
クリック単価を改善する前に、自社の業界の平均を確認しておきましょう。
適切な上限クリック単価を理解する
上限クリック単価は、1回のクリックに対して支払うことができる費用を事前に設定する機能です。
状況に合わせた上限クリック単価の設定方法が理解できれば、クリック単価改善につながりやすくなります。
下記内容を理解しておきましょう。
入札単価を高めに設定した方が良いケース
「広告の掲載順位が低い」「広告が表示されない」といった状況であれば、入札単価を高めに設定した方が良いでしょう。
広告の掲載順位を上げる一番簡単な方法は、入札単価を高めに設定することです。入札単価を高めにすれば広告ランクが上がり、掲載順位の上位が狙えます。
広告が表示されない場合も同様です。入札単価を高めにすれば、オークションで競り負けることはなくなるでしょう。
また、入札単価を高めにするときは、各キーワードのパフォーマンスも確認した上で、優先順位をつけて実施してください。
関連記事:『【3段階で分析】ボトルネック別・リスティング広告運用改善9案』
入札単価を低めに設定した方が良いケース
「現在上位表示を獲得できている」「競合が少ない」といった状況であれば、入札単価を低めに設定した方が良いでしょう。
また、現在多くのクリックを獲得できているが、コンバージョンにつながっていないキーワードがある場合も入札単価を低めに設定すべきです。
ただし、入札単価を低めに設定し過ぎてしまうと、広告が表示されなくなってしまうので、注意が必要です。
関連記事:『Google広告の予算設定方法を紹介!3点に注意して費用対効果を高める』
リスティング広告のクリック単価改善方法5選
リスティング広告のクリック単価改善方法5選を紹介します。
5つのトピックに分けて解説しているので、実践してみましょう。
【改善方法①】入札単価を下げる
入札単価を下げることは、リスティング広告のクリック単価を下げる最も基本的な方法です。
上限クリック単価を今よりも低めに設定すれば、請求される費用が安くなるので、簡単にクリック単価を改善できます。
リスティング広告では、コンバージョン率が高いキーワード以外は「掲載順位1位」ではなく「3位または4位」を狙います。
出稿しているすべてのキーワードで「掲載順位1位」を狙うと、コンバージョンに関係ないクリックが多く発生し、費用が高額となるためです。
「掲載順位1位」を狙うのは、出稿しているキーワードの中で最もコンバージョン率が高いものだけにし、その他キーワードに関しては「3位または4位」を狙っていくのが良いでしょう。
「1位を狙うキーワード」「3位または4位を狙うキーワード」の使い分けが重要となります。
扱うキャンペーンが少ない場合は、この改善策を手動で実施しますが、扱うキャンペーンが多い場合は、作業を効率化させるために自動入札機能もうまく活用するのもポイントです。
自動入札戦略は「目標コンバージョン単価」または「目標広告費用対効果」を選択するようにしましょう。
参考:『8 Ways to Lower Your Google Ads CPC [Keeping the Performance Up!]』
関連記事:『Google広告の自動入札とは?6つの戦略と手動入札との違いを紹介』
【改善方法②】キーワードへのアプローチ変更
キーワードへのアプローチ変更は、リスティング広告のクリック単価を下げるのに最適な方法です。キーワードへのアプローチ方法は、下記4つの方法があります。
新しいキーワードのバリエーション
1つ目は、新しいキーワードのバリエーションを試す方法です。
新しいキーワードのバリエーションは、キーワードプランナーで調査可能です。
引用:『Google Ads』
キーワードプランナーを立ち上げて「新しいキーワードを見つける」を選択します。
引用:『Google Ads』
その後、自社のメインキーワードを入力すると、関連する新しいキーワードのバリエーションが表示されます。
ここで「競合性」「ページ上部に掲載された広告の入札単価(低価格帯)」「ページ上部に掲載された広告の入札単価(高価格帯)」3つの項目をチェックしましょう。
この3つの項目が「低く」「自社のコンバージョンと関連性の高いキーワード」をピックアップすれば、低いクリック単価で高いパフォーマンスを維持できます。
ロングテールキーワードを含める
2つ目は、ロングテールキーワードを含める方法です。ロングテールキーワードとは、3語以上を組み合わせたキーワードを指します。
ロングテールキーワードは、通常のキーワードよりも、検索ボリュームは少ないですが、その分、入札の競争が少ないためクリック単価を大幅に削減できます。
また、単語を多く組み合わせるとコンバージョン率が高くなるメリットもあると覚えておきましょう。
KW | KWの種類 | ユーザーニーズ |
---|---|---|
化粧水 | ビックキーワード | 化粧水について知りたい 化粧水を探している |
化粧水 美白 | ミドルキーワード | 美白化粧水を探している |
美白 化粧水 安い | ロングテールキーワード | 安い美白化粧水を探している |
上記表のように、単語が多くなるほど、ニーズが狭くなり具体的になります。
ロングテールキーワードは、最も低いコストでコンバージョンを獲得できるキーワードとなるので、ぜひ活用してみましょう。
異なるマッチタイプを使用する
3つ目は、異なるマッチタイプを使用する方法です。
マッチタイプとは「事前に設定したキーワード」と「ユーザーが検索したキーワード」がどの程度一致しているかを元に、広告表示する範囲を決める機能です。
「完全一致」「フレーズ一致」「部分一致」3つのマッチタイプが、Google広告やYahoo!広告には設けられています。
マッチタイプ | 詳細 |
---|---|
完全一致 | 設定キーワードとユーザーの検索キーワードが完全に一致した場合のみ広告表示 |
フレーズ一致 | 語句と語順が同じであれば広告表示 |
部分一致 | 類義語などでも広告表示 |
参考:『Google広告 ヘルプ』
リスティング広告では「部分一致」がデフォルトとなっているので、変更しない限り、類義語をユーザーが検索しても広告が表示されます。
マッチタイプの表示例も見てみましょう。
リスティング広告 代行(メインKW) | |||
---|---|---|---|
ユーザーが検索したキーワード | 完全一致 広告表示の有無 | フレーズ一致 広告表示の有無 | 部分一致 広告表示の有無 |
リスティング広告 代行 | ◯ | ◯ | ◯ |
リスティング広告 代行 比較 | × | ◯ | ◯ |
ppc広告 代理店 | × | × | ◯ |
参考:『Google広告 ヘルプ』
例えば、すべてのキーワードにて「部分一致」を採用しており、クリック単価を下げたい場合は「フレーズ一致」または「完全一致」への変更が有効です。
「部分一致」はマッチタイプの中でも、一番多くのユーザーに広告表示できます。
しかし、コンバージョンにつながらない無駄なクリックが増える傾向が強いので、クリック単価が高騰しやすいと覚えておきましょう。
除外キーワードを設定する
4つ目は、除外キーワードを設定する方法です。除外キーワードは、特定のキーワードを含む検索に対して、広告を非表示にする機能です。
マッチタイプと併用すると、さらにクリック単価を改善できます。
例えば、高級スイーツをリスティング広告で販売していると仮定しましょう。
メインキーワードを「スイーツ 通販」として、マッチタイプを部分一致にしている場合「スイーツ 通販 激安」という検索キーワードに対しても広告を表示してしまいます。
高級スイーツを扱っている企業では「激安のスイーツを探しているユーザー」はターゲット外となるため「激安」を除外キーワードにすれば、無駄なクリックを削減できるということです。
引用:『Google Ads』
引用:『Yahoo!広告』
Google広告では「ツールと設定」→「除外キーワードリスト」Yahoo!広告では「ツール」→「対象外キーワードリスト管理」から設定できます。
【改善方法③】品質スコアを向上させる
引用:『Google Ads』
リスティング広告のクリック単価を改善するには、品質スコアの改善も有効です。品質スコアとは「キーワード」「LP」「広告の関連性」に対する評価です。
品質スコアを向上させると、広告ランクも向上するので、掲載順位が高くなるだけではなく、クリック単価の改善も期待できます。
品質スコア向上には、下記3つの方法があります。
広告の関連性を高める
広告の関連性を高めると、品質スコアは向上します。広告の関連性とは、広告とユーザーの検索の意図が一致しているかということです。
まずは、Google広告の「キーワード」から広告の関連性を確認してみましょう。
引用:『Google Ads』
広告の関連性は「平均より上」「平均的」「平均より下」3つの段階で評価されます。
広告の関連性が「平均より下」となっている場合、下記2点を参考に、改善を実施しましょう。
- ユーザーが求めている情報が広告の見出しと広告文に含まれているか
- 設定したキーワードが自社商品・商材とかけ離れていないか
関連記事:『CTRを高める施策!レスポンシブ検索広告を使用するメリット2選』
LPを変更する
広告の内容に合ったLPの変更を行うと、品質スコアが向上する場合があります。
リスティング広告では、LPの関連性も品質スコアの評価対象になっているためです。
最善の方法は、さまざまなLPをテストして、キーワードと広告の両方により関連性の高いページを見つけることです。
- 広告グループのキーワードを含むページ
- 広告で強調表示したテキストを含むページ
上記のようなページを探して改善してみましょう。
引用:『Google Ads』
広告の関連性と同様にGoogle広告の「キーワード」から「LPの利便性」を評価しながら、改善をしていくと、品質スコアを向上させ、平均クリック単価を下げることができます。
密接に関連する広告グループを作成する
密接に関連する広告グループ作成も品質スコア向上につながりやすくなります。
リスティング広告では、関連性が重要となるため、キーワードと広告グループのテーマを絞ったリストを作成することは、優れた品質スコアを達成するために推奨される方法です。
例えば、テニス用品を販売するECサイトであれば「商品=キャンペーン」「ブランドなどの種類=広告グループ」で作成する方法がおすすめです。
このように整理された広告グループを作成して、品質スコア改善につなげてみましょう。
【改善方法④】スケジュール調整
リスティング広告のスケジュール調整もクリック単価改善に有効です。スケジュール調整とは、広告出稿する特定の日時を指定する機能です。
24時間年中無休で広告表示すると、どのビジネスにとってもコストがかかる可能性があり、広告投資収益率(ROI)が低下する可能性があります。
しかし、ユーザーのコンバージョン率が一番高い時間帯を理解すれば、その時間に絞った広告表示が実現できます。
結果、無駄なクリックが減り、クリック単価改善につながるでしょう。
引用:『Google Ads』
Google広告の管理画面から「レポート」→「事前定義レポート」→「期間」を選択して、時間帯別のパフォーマンス分析をおすすめします。
【改善方法⑤】広告表示オプションを使用する
引用:『Google』
広告表示オプション使用もリスティング広告のクリック単価改善に最適です。
広告表示オプションとは、広告文とは別に「テキスト」「サイトリンク」などの情報を追加できるオプションです。
通常のリスティング広告よりも多くの情報を提供できるため、ニーズのズレが発生しにくくなり、クリック率も向上するメリットがあります。
Google広告とYahoo!広告の代表的な広告表示オプションは、下記の通りです。
Google広告 (広告表示オプション名称) | Yahoo!広告 (広告表示オプション名称) | 詳細 |
---|---|---|
サイトリンク表示オプション | クイックリンク表示オプション | 追加でリンクを掲載できる |
電話番号表示オプション | 電話番号オプション | 電話番号や通話ボタンを掲載できる |
コールアウト表示オプション | テキスト補足オプション | 広告文下部に追加テキストを掲載できる |
構造化スニペット表示オプション | カテゴリ補足オプション | ヘッダーを活用して、商品・サービスを強調できる |
参考:『Yahoo!広告ヘルプ』
参考:『Google広告ヘルプ』
広告表示オプションは広告ランクが一定以上でないと、表示されない仕組みになっています。
そのため、オプションが表示されない場合は、まず上限入札単価を高めに設定することからはじめましょう。
自社でクリック単価改善が難しい場合の対処方法
最後に、自社運用でのクリック単価改善が難しい場合の対処方法を紹介します。
本記事にて紹介した改善方法が自社で対応できない場合は、下記3つの方法を試してみましょう。
ツールの活用
引用:『Googleデータポータル』
1つ目は、ツールの活用です。
クリック単価改善には、分析作業が必須となるため、多くの作業工程が発生します。
工程を少しでも効率化させるために、レポート作成ツールを活用すると、クリック単価改善作業の助けになるでしょう。
また、Google広告やYahoo!広告のパフォーマンスを可視化できるので、自社の課題を見つけやすくなるメリットもあります。
関連記事:『Googleデータポータルでアナリティクスレポートを作る3つのメリット』
インハウス支援を受ける
2つ目は、インハウス支援を受ける方法です。インハウス支援とは、代理店が広告運用のアドバイスに乗ってくれるサービスです。
広告運用のプロから、クリック単価を改善するためのヒントをもらうことができるでしょう。
また、広告運用セミナーなども定期的に開催しているので、社内スタッフの広告運用スキルを磨きながら、クリック単価改善も実施したい企業にはおすすめです。
代理店に広告運用代行を依頼する
3つ目は、代理店に広告運用代行を依頼する方法です。
リスティング広告を得意とする代理店に運用を依頼すれば、自社運用よりも広告パフォーマンスが見込みやすくなります。
ただ、運用するだけでなく、リスティング広告において重要なキーワード選定などにも対応してくれるので、クリック単価を早急に改善したい企業にはおすすめです。
関連記事:『リスティング広告【自社運用・代理店運用】を4つの切り口で解説!』
まとめ
リスティング広告のクリック単価改善方法を紹介しました。クリック単価は「上限入札単価」「品質スコア」「同じキーワードに入札している他の広告主の広告ランク」など、複数の要素によって変動します。
そのため、リスティング広告の仕組みを理解した上で、クリック単価を改善していかなければいけません。自社での改善が難しいと感じた方は「インハウス支援」や「代理店」の利用がおすすめです。
弊社ではリスティング広告運用代行というサービスを展開しております。
リスティング広告の運用経験を豊富に蓄積している他、Google広告、Yahoo!広告の正規代理店として認定されています。
蓄積されたノウハウから短時間で課題を解決に導きます。
また、薬事法管理者が在籍しておりますので、広告審査の厳しい薬事・医療系も対応可能です。
お客様のあらゆるニーズに対し 分析・調査を行い最適なプランをご提案しますので、お気軽にご相談下さい。
監修者
matsuyama2012年創業のWeb広告代理店、株式会社Unionが運営。Webマーケティングの知見を深め、成果に繋がる有用な記事を更新しています。「必要な情報を必要な人へ」をスローガンに、Web広告運用や動画制作など各種Webマーケティングのご相談を受付中。