SNSが普及し、近年では企業がマーケティングをする際にSNSを活用するシーンが多く見られます。
Webマーケティング特化型のマッチングサービス「ミエルカコネクト」を提供するミエルカが2021年に企業のマーケティング担当465人を対象に行った調査によると7割以上の企業がSNSを活用しており、また使用しているSNSの種類は以下のようになりました。
引用:『7割以上の企業がSNSをマーケに活用、最も活用されているのは「Youtube」』
YouTubeの使用率が最も高く、また、TikTokも使用率6位と徐々に普及しつつあります。
このような動画SNSを活用する際に欠かせないものの1つにBGMがあります。
BGMには店舗の雰囲気を明るくしたり、高級感を醸し出したり、子ども向けの動画では楽しさを演出するといったイメージを決定する効果があり、人間の心理に大きく影響を与えます。
またマスキング効果と呼ばれる動画に入ってしまった周りの音を聞こえづらくする効果もあり、BGMを導入することで、ユーザーはより快適に動画を楽しむことができます。
参考:『BGMの驚くべき効果。仕事をする時のBGMはプラスの効果がある?それとも逆効果?』
動画を作成するためのBGMや音楽素材を配布しているサイトはたくさんありますが、こんな不安を抱えている方はいませんか。
「本当に無料で使用可能か不安だ」
当記事では、無料で様々なシーンで活用可能であるフリーBGMサイトを14個紹介します。
関連記事:『【無料】動画に使えるイラスト素材サイト26選!会社紹介動画や広告に!』
Contents
クレジット表記をせずに無料で使えるBGMサイト
クレジット表記が必要なBGMサイトからダウンロードした場合、概要欄にクレジット表記用の文章を添付する必要があります。
そのため、クレジット表記が不要のサイトからダウンロードしたBGMの方がよりカジュアルに使用することが可能です。
参考:『【保存版】YouTubeの概要欄の書き方!5つのコツと注意点』
甘茶の音楽工房
引用:『甘茶の音楽工房』
『甘茶の音楽工房』では、「明るい」、「癒し」などイメージからBGMを探せるほか、「オーケストラ」や「アンサンブル」などジャンルによる検索も可能です。
様々なジャンルのBGMが500点以上揃っているため、幅広いユーザーのニーズに応えられるサイトです。
2019年で更新が止まってしまっているため、トレンドにあった音源を見つけることは難しい点には留意しましょう。
MusicMaterial
引用:『MusicMaterial』
『MusicMateriak』の特徴は、各BGMにタイトルだけでなく曲のイメージも記載されている点です。
記載されている情報と自身のイメージがマッチしそうなBGMを厳選して視聴できるため、手間をかけずにお気に入りのBGMを見つけることができるサイトです。
繰り返し鳴らし続けても心地よい「ループ素材」やドラムやベース等のリズムフレーズ種である「MIDI素材」など他のサイトでは入手することが難しい音源を豊富に取り扱っている点も特徴の1つです。
楽曲を聴く時間がない方や、オリジナリティあふれる音楽を使用したい方におすすめのサイトです。
騒音のない世界
引用:『騒音のない世界』
『騒音のない世界』は毎月新曲を公開します。
そのため、期間を空けて訪問するたびに新しいBGMと出会うことが可能です。
また、YouTubeやTwitterなどで新曲情報を公開しているため、情報を把握しやすいといったメリットもあります。
参考:『beco@騒音のない世界|Twitter』
参考:『騒音のない世界=YouTube』
トレンドにあった最新のBGMを使用したい方や普段TwitterやYouTubeで情報収集種ている方におすすめのサイトです。
関連記事:『YouTube漫画動画の作り方!大切な4ステップを解説!』
SHWフリー音楽素材
引用:『SHWフリー音楽素材』
サイトが日本語だけではなく、中国語や英語にも対応しているため、多くのユーザーにとって使用しやすいです。
和風和楽器中心のサイトとなっており、また、「笛なし」や「金物・笛なし」など1つの楽曲を様々なパターンで公開しています。
1ジャンルを追求したサイト構成となっているため、和風テイストのBGMをイメージしているユーザーにおすすめのサイトです。
ノスタルジア(甘茶の音楽工房別館)
引用:『ノスタルジア(甘茶の音楽工房別館)』
最初に紹介した『甘茶の音楽工房』のアレンジ曲を中心に掲載しているサイトです。
ジャンルを問わず掲載していた『甘茶の音楽工房』と違い、『ノスタルジア』では、掲載しているBGMの多くはクラシックです。
ピアノやストリングスを用いたクラシック系をイメージしている方におすすめのサイトです。
DOVA-SYNDROME
引用:『DOVA-SYNDROME』
『DOVA-SYNDROME』最大の魅力は、フリーBGMの豊富な掲載量です。
これまで紹介したサイトの多くは、管理人が1人で全てのBGMを作成しているため、掲載数が豊富なサイトであっても、数100曲程度でした。
しかしながら、『DOVA-SYNDROME』では、様々なユーザーによってBGMが作成されます。
10,000曲を超えるBGMの中から好みの音楽を探すことができ、検索方法も豊富であることから、高確率でお気に入りの音楽を見つけられるサイトです。
数多くの楽曲の中から、自身にとって最適なBGMを探したい方におすすめのサイトです。
Snow Magic
引用:『Snow Magic』
主張が少ないBGMを使用したい際は『Snow Magic』をご活用ください。
楽曲数は多くありませんが、ループ系で動画の邪魔にならず、映像への集中を促すようなBGMを多数掲載しています。
主張が弱く、ユーザーが映像にのみ集中するように促したい方におすすめのサイトです。
クレジット表記不要なBGMサイトをまとめると以下のようになります。
サイト名 | 特徴 |
甘茶の音楽工房 | オールジャンル対応可能 |
Music Materials | ・使用シーンの記載があり、聞かずに雰囲気を把握可能 ・オリジナリティ溢れるBGMも取り扱いあり |
騒音のない世界 | ・毎月更新 ・SNSにより情報を把握しやすい |
SHWフリー音楽素材 | 和風テイストの動画とマッチする |
ノスタルジア(甘茶の音楽工房別館) | クラシック系の素材が豊富 |
DOVA-SYNDROME | 制作人数が多く、楽曲数が豊富 |
Snow Magic | 主張が少なく、映像への集中を促すことが可能 |
クレジット表記することで無料で使えるBGMサイト
クレジット表記不要なサイトと比較すると、手間はかかるものの、概要欄にクレジット表記を添付することで無料で使用することが可能です。
YouTube オーディオライブラリー
引用:『YouTube オーディオライブラリー』
『YouTube オーディオライブラリー』はYouTubeが提供している無料音楽素材サイトです。
Googleアカウントを持っているユーザーであれば誰でも利用可能で、また、YouTubeに公開する動画だけでなく、他媒体に掲載する動画に使用することもできるため、非常に汎用性の高いサイトです。
優れた条件検索機能で、「時間」や「気分」で検索することができるため、使い勝手が良く、初心者でも簡単に使用できます。
また、掲載されているBGMの中には、クレジット表記不要のものも多いため、使用する前に確認するようにしましょう。
柔軟な検索により、お気に入りのBGMを素早く見つけたい方や、動画制作初心者にオススメのサイトです。
HURT RECORD
引用:『HURT RECORD』
YouTubeチャンネルを運営しており、「5秒ごとでわかるHURT RECORD」を視聴することで簡単に好みの楽曲を探すことが可能です。
毎月第4日曜日に新しい音源がリリースされるため、常に新しい音楽と出会えるサイトです。
トレンドのBGMを使用したい方や、素早く好みの楽曲に出会いたい方にオススメのサイトです。
MusMus
引用:『MusMus』
使用目的でBGMを検索できることが魅力のサイトです。
サイトを運営しているwatson氏は主張する音楽を意識したBGM作成を行なっており、耳に残りやすいBGMを多く掲載しています。
主張が強いBGMを探している方にオススメのサイトです。
魔王魂
引用:『魔王魂』
株式会社ジョーカーサウンズの代表取締役であり、作曲家である森田交一氏が運営するサイトです。
YouTube登録者数20万人を超える森田氏の歌をダウンロードできるとともに、作成したBGMもダウンロードでき、特にロックなギターサウンドでテンションが上がるようなBGMが豊富です。
森田交一氏の楽曲が好きな方や、ロック調のBGMを探している方にオススメのサイトです。
クレジット表記が必要なBGMサイトをまとめると以下のようになります。
サイト名 | 特徴 |
YouTube オーディオライブラリー | ・手軽に使用可能 ・検索も簡単で初心者でも安心して使用できる |
HURT RECORD | ・YouTubeチャンネルでBGMの雰囲気を把握できる ・短時間で好みのBGMを探すことが可能 |
MusMus | 主張が強く印象に残りやすいBGMをダウンロード可能 |
魔王魂 | ロックなギターサウンドでテンションが上がるようなBGMをダウンロード可能 |
無料効果音サイト
YouTubeなど動画を作成する際は、多くの動画でBGMだけでなく、効果音も使用されています。
ここからは、効果音をダウンロードする際におすすめのサイトを紹介します。
効果音ラボ
引用:『効果音ラボ』
『効果音ラボ』では、2,000種類以上の中から好みの効果音を探すことが可能です。
「戦闘」や「演出・アニメ」などカテゴリー分けされているため、効果音数は豊富ですが、簡単に目当ての効果音を探すことが可能です。
効果音辞典
引用:『効果音辞典』
効果音ラボの運営によって制作されたサイトです。
効果音ラボよりも高品質で、収録困難な音や1つの音に対する豊富なバリエーションを追加することを目標にしているため、『効果音ラボ』と比較し、より小さなニーズに対しても対応可能なサイトです。
VSQ plus
引用:『VSQ plus』
TV制作のプロが制作したクオリティの高い効果音を無料で使用する音が可能です。
実際にCMやドラマ、映画で使用された効果音から、「福岡市」や「日本有名曲」など独自の効果音や音源もあり、他のサイトと一風変わった効果音をダウンロードできます。
効果音サイトをまとめると以下のようになります。
サイト名 | 特徴 |
効果音ラボ | 種類が豊富で好みのBGMを見つけやすい |
効果音辞典 | 効果音ラボより高品質で豊富なバリエーション |
VSQ plus | TVのプロが制作したクオリティの高い効果音をダウンロード可能 |
関連記事:『動画制作会社でおすすめのベンチャー企業11選!選び方まで解説!』
有料で使用できるBGM、効果音サイト
無料のBGMサイトや効果音サイトで理想の音源が見つからない場合や、さらにクオリティの高い音楽、BGMを使用したい場合は有料サイトを検討してみることも手段の1つです。
ここからは費用はかかってしまうものの質の高い音源をダウンロード可能なサイトを紹介します。
Artlist
引用:『Artlist』
『Artilst』は海外のサイトであるため、慣れるまでは少し使いづらさを感じる方もいると思いますが、簡単にクオリティの高いBGMを入手することが可能です。
料金が上記の表の通りです。
幅広いSNSで使用可能なPersonalプランであれば、月々9.99ドルで14,000曲以上の楽曲を無制限で使用することが可能です。
中には日本のCMで使用されたBGMもあり、また、有料であることから他社と被りづらいため、質とオリジナリティを両立したい方にオススメのBGMサイトです。
参考:『Artlist:収益化&商用利用可な音楽14,000曲以上を定額ダウンロード可能!YouTube案件用BGMを入手するならココ!』
soundstripe
引用:『soundstripe』
こちらも海外のサイトであるため、慣れるまで使いづらさを感じる方もいると思いますが、クオリティの高いBGMを簡単に入手することが可能です。
『soundstripe』では、プロのアーティストによる審査を通過した楽曲のみが配信されており、また楽曲のクオリティの高さから、AmazonやMicrosoftなど様々な大企業でも使用されています。
料金は上記の表の通りです。
音楽のみを使用するプランで、月々12.50ドルで使用することが可能です。
『Artlist』と比較し若干コストはかかってしまいますが、大企業からも信頼されている質の高いBGMを使用することが可能です。
信頼度が高く質の高いBGMを使用したい方にオススメのBGMサイトです。
BGMや効果音を使用する際の注意点
BGMや効果音を使用する際は、以下のポイントに注意するようにしましょう。
- 商用利用は可能か
- 作る動画の雰囲気と合っているか
- ターゲットとなる視聴者は受け入れやすいか
今回紹介したサイトは全て商用利用可能ですが、多くの音楽に対しては制作者に対し、音楽著作権が付与されており、無断で使用することは禁止されています。
私的利用のための複製や、営利を目的としない上演など申請を必要としない場合もありますが、多くの場合、JASRACなどに申請をし、利用する必要があります。
また、Apple MusicやSpotifyなどを用いた商用利用はJASRACに申請をした楽曲であっても使用することはできません。
このように、著作権に関する取り決めは複雑であり、知らなかったでは済まされない問題であるため、細心の注意を払って使用するようにしましょう。
音楽著作権に関する詳しい解説は以下の記事を参考にしてください。
参考:『音楽著作権の侵害?店内BGMにダウンロードした音楽を利用する方法』
また、BGMには動画のイメージを決定する効果があります。動画に対してポジティブな効果を与えられるような音楽を選択し、ユーザーにとって心地の良い動画作りを心がけましょう。
関連記事:『TikTokに企業のPR動画を投稿してマーケティングする4つのメリット』
まとめ
YouTubeやTikTokで使用可能なBGMや効果音について解説しました。
当記事で紹介した様々なサイトを活用し、動画の雰囲気とマッチするBGMや効果音を見つけ、活用することで、より説得力のある動画を作成することができます。
BGMや効果音はイメージを決定する効果があり、ユーザーに与える影響が大きい分細心の注意を払って使用する必要があります。
弊社では成果にこだわる広告動画制作というサービスを展開しております。
自社チャンネルや動画広告を含む200本以上の漫画動画制作の実績があります。
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監修者
matsuyama2012年創業のWeb広告代理店、株式会社Unionが運営。Webマーケティングの知見を深め、成果に繋がる有用な記事を更新しています。「必要な情報を必要な人へ」をスローガンに、Web広告運用や動画制作など各種Webマーケティングのご相談を受付中。